まず栄養バランスをチェックしましょう。「ダイエットはいかに食べるか。」がテーマです。1日3食バランス良く食べることで、ストレスもなく長続きするばかりか、体調も良くなります。まず自分の食べたものの記録をとってみましょう。こんなに、多かったのかとびっくりする方もいるはず。栄養バランスもよくないと思います。
3大栄養素
食物のもつ栄養素を大きくわけると、次の3つになります。
1)糖質
2)たんぱく質
3)脂質
それでは、それぞれ何に多く含まれているでしょうか?
1)糖質
穀類・麺類や、いも・でんぷん類、果物、菓子類、砂糖等に多く含まれる
2)たんぱく質
肉類・魚類・卵類・豆類などに多くふくまれる
3)脂質
植物性のものと動物性のものがある。
油脂類・肉類の脂身・魚類の脂身・ナッツ等の豆類に多く含まれる
3大栄養素の役割
1)糖質
熱源となる(1gあたり4kcal)。とりすぎると、その分は脂肪に合成され、体に蓄積される。また、脳は糖質しかエネルギー源として利用できません。このため、ダイエット中でも、一定量は必ず必要です。
2)たんぱく質
血や肉をつくる元になる。ダイエット中でも絶対不足させたくない栄養素。
3)脂質
熱源となる(1gあたり9kcal)。とりすぎると、その分は脂肪に合成され、体に蓄積される
3大栄養素が不足したら
1)糖質
食欲は、胃の内容物ではなく、脳に流れるブドウ糖の量で決まります。糖質が欠乏すると「空腹」を感じ、食欲がおきます。脳は糖質しかエネルギー源として利用できないので、頭の働きがにぶくなりがちです。
2)たんぱく質
体を構成するたんぱく質が不足すると、新陳代謝が不活発になりがちです。そして、「体重は落ちたが、脂肪は落ちないでミがおちちゃった」ということになります。
3)脂質
体にいっぱいもってるじゃないかと思われるかもしれませんが、動物性の「脂」はともかく、植物性の「油」は少量は必要です。ビタミンAやD、Eなどの脂溶性ビタミンと呼ばれるビタミンは、油といっしょにとると吸収率が良くなります。また、体の構成物質として欠かせないものをもっていたり、ホルモンの原料になったりしますので、「すべてカット」するのではなく、ダイエット中といえど、小量は摂取するようにしたいものです。
人間は、栄養をとらないといずれは死んでしまいます。
必要な栄養を補給しつつ、ムダな糖質・脂質をとりすぎないように注意して、上手に食欲をコントロールしてくださいね!